職場の同僚や上司と価値観が合わず、悩んでいる看護師は多いと思います。人間は一人ひとり育ってきた環境が違いますし、性格も同じではありません。自分にとっては常識であることが、相手からすれば非常識かもしれないのです。プライベートならば付き合う相手を選べますが、仕事となればそうはいきません。相性の良い悪いに関係なく、付き合っていく必要があります。価値観が違う相手に対しては、無理せずに少しずつ歩み寄っていきましょう。まずは好き嫌いに関係なく、挨拶はしっかりと行います。挨拶とは最初のコミュニケーションであり、自分が挨拶をしないと相手もしてくれないことが多く、互いの関係に摩擦が生じてくる可能性大です。自分自身は面倒という理由で挨拶をしないとしても、相手は自分のことを嫌っているから挨拶してくれないと思うかもしれません。挨拶は他の話題に移行するためのきっかけにもなるため、むしろ嫌いな相手にこそしっかりと行う必要があります。
相手の良い面に気づくことも、相手との関係を良好に導くポイントです。大嫌いな相手であっても、何か一つくらいは褒めるべき点があるでしょう。例えば、態度はぶっきらぼうだけど気前がよいなど、人は何かしらの魅力を持っています。悪い面だけを見ようとすると、ますます相手のことが嫌いになってしまいます。看護師の仕事はチームワークが大切なので、周りから好かれたほうが何かと得です。相手のことを嫌うのは簡単ですが、その前に相手を好きになる努力をしてみる必要があります。